柔道

柔道 · 24日 3月 2021
3月24日、「平成の三四郎」古賀稔彦先生が逝去したとのニュースがありました。仕事中だったので流していましたが、徐々に胸が痛くなってきました。同列に話すようなことではありませんが、私も中学・高校と柔道をたしなみ、現在地元の小学生に柔道の指導をしています。古賀先生は私と同い年・同じ階級(71kg級)だったので、全盛期だったバルセロナ・アトランタオリンピックの頃は感情移入して応援していました。中量級の体躯で無差別階級で行われる全日本選手権の決勝で敗れたときは悔しかったです。どんな体勢からも担ぎ上げて膝をつくことなく投げ切る背負い投げは、例え生まれ変わったとしても到達することのできないレベルのもので、試合を見ているだけで爽快な気分になったものでした。華々しい戦歴のまさにレジェンドですが、いつだったか全盛期を過ぎた頃に何かの国内大会に出場し予選落ちしたとのニュースを聞き、過去の栄光に縋りつかない古賀先生の柔道に対する姿勢に感動したことを思い出しました。古賀塾で師事されていた大学の先輩とSNSで塾のことを聞いたことがあったのですが、真摯でストイックで尊敬できる方でとのことで、塾生は皆柔道が好きだとのことでした。現在指導している子ども達もそうであってほしいです。享年53歳、早すぎます。ご冥福をお祈りします。